数年越しの片想いは人の心を動かすか?byE子

目次

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会うときはいつも雨のイメージだったのに、

その日はたまたま天気がよく、桜が満開だった。

 

会うのは何年ぶりだろうか。

3年?4年?

 

何年経ったかは分からないけど、元気だった?

この数年間、何してた?

「スイッチバーにどハマりして、毎週末行ってた!すごいんだよ、スイッチバーって。めちゃくちゃ簡単に女の子釣れるんだよ」

いや、そりゃそうでしょ。

ストリートナンパしてたような人間が、スイッチバーなんか行ったら無双だろうね。

良かったね。彼女できた?

「いや、もう飽きたから最近は行ってないし、彼女もずっといない。付き合いたいと思うような女の子なんて、全然見つからない。E子ちゃんみたいな女性はどこにもいないんだよ笑」

 

彼が相変わらずヘラヘラしながら言うので、私は少し安心した。

 

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1.久しぶりに「切ない」と感じた話

 

 

片想いというのは切ないもので、その切ない感情は期待に起因する。

もしかしたらこの恋が実るかもしれない…
もし恋人になれたら、一緒にこんなことをしたい…
もしもずっと一緒にいられたら、こんな関係を築いていきたい…

そんな独りよがりな妄想をして、それが現実となることを期待してしまう。

だから、それが叶わないと分かったときに、

胸がきゅんと締め付けられるような苦しさを味わうのである。

もう期待することも妄想することも無駄なのだと思い知らされ、
ふわふわした楽しい時間が終わる。

 

大人になると、
人間関係で傷つくことが少なくなる。

自衛のために本能的にそうしてしまうのか、
他人に期待できなくなる。

愛してもらえるとか、ずっと一緒にいてもらえるとか、そんな期待をしても無駄かもしれない。

だからはじめから期待をせず、様子を見るようになる。

そんな風に大人になってしまうと、
「切ない」という感情を体感することがまるでなくなる。

失恋してもたいしたダメージがない。
その代わりに、恋をしたとき独特の「きゅん」とする苦しさ的なものを感じることがなくなる。

そういう感情こそが恋愛の醍醐味だと思うのだが、
独身芸を30年超貫いたアラサー女としては、
もうそんな感覚を自分の体で味わうことなどないのだろうなと少し寂しく思っていたところである。

予想外の人物を相手に、とても切ない気持ちになる出来事があった。

今日はそのことについてただダラダラと執筆したいと思う。

2. 以前話したね、ナンパで出会った大学生だよ

 

その坊やと出会ったのは、路上であった。

私が社会人としてこなれて来た頃、彼が大学生のときであった。

「あの…!一目惚れしました!僕と結婚してください!笑」

と話しかけてきた男の子が、坊やである。

以前こちらの記事に書いたのだが、地味に好評なエピソードであったので読んでみてほしい。

本日の話はこの記事の後日談である。

 

当時、

坊やはストリートナンパを趣味として活動しており、

一方、私は悪い男にメコメコにはまって恋愛人生どん底感から負のオーラを発しまくっていた時である。

正直、その瞬間も死にそうな顔をしていた自信があるので、

一目惚れされるはずなどまるでないのだが、

「一目惚れしました!」というナンパをきっかけに私と坊やは仲良くなった。

 

 

はじめに言っておくが、

私は年下の男にめちゃくちゃ甘い。

甘いというのは、
例えば男がデートに誘ってきたのにお店も予約しておらず、さまよい歩く羽目になった場合。

それが年上の男性なら、「マジかよこいつ二度と会いたくねぇ」と思ったり、幻滅のあまり態度が悪くなったりするが、

それが年下の男の子であれば
「いいよ!フラフラ歩きながらお店探すのも楽しいかも☆」と心から思うことができる。

自分が20歳のときに同い年の男の子ができなくて「そんなことも出来ねぇのかよ」と思ったことを、

自分が30歳のときに、25歳の男の子がそれをできなくても「まだ坊やなのね、かわいい」と思えてしまう。この不条理な甘さ。

 

とにかく年下はかわいいのである。

ただ私が年下をかわいいと思う気持ちは、付き合いたいとかそういう感情とは別物である。
とにかく年下の男の子とは、おしゃべりをしているだけで私は楽しい。

というわけで、私はナンパされたにも関わらず、坊やとただお茶を飲んで話したり、花見をしに公園へ行ったり、そんなことを繰り返していた。
それ以上の仲になることはありそうでなかったが、坊やはそれでもいいと言うので、私達はいつもお茶ばかり飲んでいた。

 

坊やはいつ呼び出しても来てくれたから、私は「大学生は暇なのだな」くらいに思って軽んじていた。

自分が好きな男からないがしろにされている話を、笑い話にして坊やに聞いてもらった。

そして私はいつも、坊やよりも好きな男との約束を優先した。

「E子ちゃんは本当にかわいいし優しいし最高の女性だね、俺だったらE子ちゃんさえ手に入るなら他はなにも要らないって思うな」

坊やはよくこんなことを言った。

「さすがストナンを趣味としているだけあって坊やはそういうのが上手ね。でもいつもヘラヘラしながら言うから、本気じゃないのがバレバレだよ」

いつも坊やはヘラヘラしていた。

私が坊やの好意に気づいたのは、

彼が涙ながらに「なんで、俺じゃダメなのかな。なんで、俺にはE子を幸せにすることができないのかな」と言ったときで、

それ以来、私は坊やと会うのをやめることにしたのである。

坊やじゃダメだったから。

坊やには私を幸せにすることができないから。

3. 会わなくなってから伝わることもある

 

坊やは優れた美的感覚を持っており、私と会っているときによく服装や髪型のアドバイスをくれた。

坊やと会わなくなってしばらくしたとき、私はずっと茶色かった髪を黒く染めた。

黒染めが終わって鏡を見ると、髪色が変わっただけとは思えないくらい、肌が澄んで瞳が輝いて見えた。

美容師さんは「どうなるかなと思いましたけど、黒髪似合いますね!」と褒めてくれた。

一目瞭然であった。なんで今まで茶色くしていたんだろう。

「E子ちゃんは絶対黒髪のほうが似合うよ、瞳が黒くて肌が白いから茶髪は似合ってない」と、坊やが言っていたことを思い出した。

 

坊やは私に、ミネラルウォーターのキャップを見せて、「E子ちゃん、この黄緑めちゃくちゃ似合うよ」と言ったこともあった。

緑なんて似合うわけないと思ったし、好きな色でもないので適当にスルーしていた。

 

坊やと会わなくなって数年したとき、浴衣を新調しようと物色した。

「意外な色が似合ったりすることがありますから、見て好きじゃないと思っても当ててみてくださいね。例えばコレとか」と言って、店の人が持ってきてくれた浴衣が、劇的に顔色を明るく見せた。

 

何着も顔写りを見たが、ダントツで顔色が綺麗に見えるのがその浴衣で、

顔にちかいところに明るい黄緑が入っていた。

 

坊やが私に似合うと言った、ミネラルウォーターのキャップの色だった。

 

どれほど、坊やが私のことをよく見ていてくれたか、
時間差でイヤと言うほど思い知らされた。

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4. 坊やからの連絡

 

私は坊やのことを愛おしいと思っていたし、一緒にいたときはとても楽しかった。

でも、友達以上の関係になるつもりはなかった。

だから会わないほうが彼のためだと思い、距離を置いたのだが、
坊やからはたびたび連絡が来た。

「元気?」と送られてくれば、
「元気だよ」くらいは返した。

「電話したい」と送られてくれば、
「無理」と返した。

しかし坊やはもともとストナンをしていたくらいなので、
ちょっと断られたくらいでは引かない。

「1分だけでいいから電話しようよ」
「1分じゃ挨拶しかできないよ」
「挨拶だけでいいよ、1分経ったら切ってくれていいから、声が聞きたい」
「本当に1分で切るよ?笑」

これが年下でなかったら、こんな対応はしないだろう。
いや、これが坊やでなかったら、こんな対応はしなかっただろう。

そんな流れでたまに電話をしては、なにかと理由をつけて会おう会おうと言ってくる。

電話を切らせてくれなくなるので「じゃあ週末、気が向いたら会うかも」とだけ言って電話を切り、なにかと理由をつけてドタキャンした。

そんな関係を、何年も続けていた。

5. 坊やとの再会

 

何年間も会わずにいたが、

年月を経て、坊やに会いたいなと思うタイミングが来た。

少し迷っていることがあったからだと思う。

坊やはいつも、私に適切なアドバイスをくれる。

誰よりも私のことをよく分かっているような感じがしたから。

ちょうど、

そんなタイミングで坊やからひさしぶりにLINEが来たものだから、
はじめて自分から彼に電話した。

そんなわけで、数年ぶりに会うことになった。

6. 変わったことと変わらないこと

 

一時期は毎週のように会っていたこともあってか、何年も会っていなかったとは思えないくらい、普通に会えた。

出会った頃は学生だった坊やは社会人になっていた。

食事を奢ってくれて、私が欲するであろうものを予測しお伺いを立ててくれる様を見るにつけ、

昔可愛がっていた子犬が知らぬ間に番犬になっていたようななんともいえない気持ちになる。

 

満開の桜を見上げながら、坊やは言った。

「もう一生会えないんだろうと思ってた」

そうだね。

「今日帰ったら、もう会えないの?」

そうかもね。

 

「いやだよ、帰らないで」

わかった、じゃあまた会おう。また会えるから、今日は帰るね。

 

「いつ会える?来週?再来週?」

いやいや、そんなスパンで会えるわけないでしょ。笑

数年ぶりに会ったのにどうして週一会うようになるのよ。わたし彼氏いるし。

「そうだよね」

坊やはそう言って私を抱きしめて、一言こういった。

「つらい」

 

どうしたの?

「つらいよ」

坊やはヘラヘラしなかった。

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6.「愛している」の最上級の表現

 

帰り際に、坊やが今度はヘラヘラしながら喋りだした。

「難しいな…。うーん、“かわいい”の上の表現ってなにかな」

“すごくかわいい”とかそういう言い方しかできないんじゃない?

「鬼かわいい、とか?」

そうね。

「そうか、鬼が最上級か…。じゃあ、あれだね。”鬼愛してる”」

なにそれ。

 

「俺は、E子ちゃんのこと”鬼愛してる”だからね。ちゃんと言っておくね」

ヘラヘラしながら言うのが可哀想で、見ていられなくて、

私は顔を背けてこっそり泣いた。

どうしてこんなに切なくて苦しいんだろう。

7.報われないと理解しているのなら、自分から離れるべき

 

可能性が無いのなら、思わせぶりな態度なんてとらずに、突き放したほうがいいのだろうか。

可能性が無いのに、会って楽しいねと言ったり、優しく接するのは残酷なのだろうか。

 

残酷な仕打ちをしているような気持ちになったが、
私は私で坊やのことが嫌いなわけではない。

会えば楽しかったし、私のことをよく分かってくれている坊やは良きアドバイザーだ。

久しぶりに会う坊やがご馳走してくれたご飯は全く美味しくはなかったが、私にはとても特別な味に感じられた。

私が坊やと関係を切るメリットは無い。

坊やが、自ら私から離れて行くべきなのだ。

突き放して欲しいとか、はっきりふって欲しいというのは、惚れている側のエゴだと思う。

自分に向き合ってくれない人を、自分で断ち切る強さがなければ、次には進めない。

 

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フェリーチェ編集部

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