もう一人の自分がいる!3つの原因と活用法

何かの拍子に「私以外にもう一人の自分がいるのでは?」と感じることがあるかもしれません。こういった感覚は共感してもらいづらく、他者に話しづらいのも確かでしょう。どうしても一人で抱え込みがちになるものの、それではモヤモヤするだけで真相の解明には至りません。

「もう一人の自分がいる」を思う3つの原因と、それをどのように活用すれば幸せを手にできるのかについて解説していきます。

 

もう一人の自分がいると感じる3つの原因

「もう一人の自分がいる」と感じる原因を大まかに分けてみましょう。

  • 潜在意識の一部によるもの
  • 解離性障害や統合失調症などの精神疾患
  • ドッペルゲンガー現象

上記3種類となります。

各々について説明していきましょう。

 

誰もがもつ潜在意識の一部

人間に意識には、顕在意識潜在意識があります。

顕在意識とは表面に表れているもので、潜在意識とは無意識と同様のもの。もう一人の自分は、潜在意識の一部であると言えます。

誰しも何かをやらなければいけない状況で、別のことをしてしまっていたという経験があるはず。これは潜在意識の働きによるものです。

頭では「今やるべきことはこれ」「この優先順位が上」だと理解しています。しかし、「内なる自分」が「やりたくない!」と抵抗した結果、異なる行動に出てしまうのです。ある意味での解離といえるかもしれないですね。

解離(かいり、英語Dissociation)とは、無意識的防衛機制の一つであり、ある一連の心理的もしくは行動的過程を、個人のそれ以外の精神活動から隔離してしまう事である[1]

引用:ウィキペディア

 

この潜在意識を上手く利用する術を身に付けられたら、なりたい自分にどんどん近付いていくことができます。思い込みの強い人ほど「内なる自分」を上手く手なずけて、すごい速度で成長を遂げていきます。

 

解離性障害・統合失調症などの精神疾患

精神疾患によって、自分が複数いると感じるケースについて解説しましょう。

解離性障害とは、本来の自分とは別人格が生まれる疾患です。

一時期、話題になったダニエル・キイスの著書『24人のビリーミリガン』で、多重人格や解離性障害という概念が広まりました。

 

また統合失調症に罹患すると「もう一人の自分がいる」といった感覚になることがあります。統合失調症は、幻覚や幻聴に苦しめられる精神疾患です。存在しないものを、あたかも本当にいるように感じる疾患です。

後ほど詳しく解説しますが、幻覚や幻聴は陽性反応の一種とカテゴライズされています。

 

原因

解離性障害の原因は複数あるものの、虐待など心が耐え切れない出来事に直面すると、別の人格が作り出されると言われています。幼少期に大人から虐待を受けると、解離性障害を起こしやすくなります。

統合失調症の原因はまだ解明されていません。遺伝子が関わっているという説もありますが、それで全てが説明できるわけではないのです。

「脳内で情報を伝える際に使われる神経伝達物質の調和が崩れることに関与しているのではないか」といわれるものの、「原因はこれである」とまだ断言できないのが現状です。

 

主な症状

世界保健機構が設ける診断ガイドライン「ICD-10」を参考に、解離性障害の症状をピックアップしていきましょう。

 

  • 解離性健忘
  • 解離性とん走
  • カタレプシー
  • 解離性昏迷
  • 離人症
  • 解離性てんかん

などが主な症状とされています。

症状は以下の通りです。

  • 解離性健忘:心に大きな負荷がかかることで記憶をなくしてしまう現象。ほとんどは数日間で記憶を取り戻すものの、中には長期に渡って忘れたままになることもあります。
  • 解離性とん走:自分が「自分である」という感覚が喪失し、失踪したりして別の暮らしを始めるなどの症状も見られます。
  • カタレプシー:体が硬直して動かなくなることです。
  • 解離性昏迷:体を動かしたり言葉を交わしたりしづらくなります。
  • 離人症:「自分が自分である」といった感覚が失われます。外側から客観的に己を眺めているようなイメージを持つと、こちらの症状を想像しやすいでしょう。
  • 解離性てんかん:心理的なことが原因で昏睡状態に陥ります。思うように体を操ることが難しく、感覚も失われてしまいます。

統合失調症は、本来は存在していないものが実際にそこにいるように感じる疾患です。脳が「そこにいる」と認知してしまうわけですから、当人からすれば現実としか思えません。

自身が病気であることを認められていれば、それは「病識がある」という状態になります。統合失調症患者の多くは、「病識」を持つこと自体が難しいといわれています。

そのため周囲の人が「もう一人のあなたなんて存在しないよ」といくら伝えても食い違いが生じたままになります。「お互いの認知がズレたままで噛み合わず」というケースも珍しくありません。

  • 陽性症状
  • 陰性症状
  • 認知機能障害

の3つが主な症状とされています。

症状は以下の通りです。

  • 陽性症状:幻覚や幻聴など
  • 陰性症状:意欲や感情の低下など
  • 認知機能障害:記憶力、判断力、集中力の低下など

 

治療法

統合失調症の幻覚や幻聴などを抑制する薬が何種類か存在。相性の良いものが見つかれば、妄想をかなり押さえることも不可能ではありません。

イギリスのブラウンや研究者達による研究結果によると、「家族が当事者に対してどういった感情表現をするのかが大切である」ということがわかりました。研究者達は感情の表れを「EE(感情表出)」と名付けました。

その後、レフとボーンのさらなる研究によって、「高いEEは統合失調症に良くない影響を及ぼす」と証明されたのです。

  • 批判的なEE
  • 敵意を含んだEE
  • 情緒的に巻き込まれるEE

上記の事柄を家族が示すことで、収まっていた統合失調症の再発率が著しく上がると判明。統合失調症の治療は、服薬以外に周囲の人達が感情的にならず接することも大変重要な要素となります。

 

解離性障害の治療は、まず当人が安心を感じられる治療環境の整備が必要となります。家族の理解は当然のことながら、他にも主治医とラポール(信頼関係)が築かれているのかが重視されます。当事者が警戒心を抱くような状況で、心おきなく自己開示することは不可能でしょう。

安心できる環境で催眠治療などを行えば、様々な症状が改善されることもあります。解離性障害は家族や医者などが「心の安全基地」になることで、時間が経過するとともに改善していくケースも少なくありません。短期間で劇的な回復を期待するのは難しいものの、しっかりと周囲の人間が向き合うことで良くなっていきやすいのです。

 

ドッペルゲンガー現象

自身の姿を見る「自己像幻視」的な現象をドッペルゲンガーと呼びます。死期が近付くとドッペルゲンガー現象が起こりやすいとされています。

日本を代表する文豪の芥川龍之介が{自死に至る前にドッペルゲンガー現象と遭遇していた}とも言われています。ちなみに芥川龍之介は『二つの手紙』という短編小説でドッペルゲンガーを題材にしています。

 

また古典落語でも『粗忽長屋』という演目があり、こちらの内容もドッペルゲンガーの要素が含まれています。『粗忽長屋』の中で{道端で亡くなっている自分自身を確認しにいく}というシーンがあります。

 

ドッペルゲンガー現象は解明が難しいがゆえに、多くのクリエイターから興味を持たれるテーマとなっています。

 

もう一人の自分を活かして幸せに近づく方法

もう一人の自分を活かして幸せになる方法はいくつか考えられます。

  • 意識の逆を考えることで潜在意識を認識する方法
  • 潜在意識の再構築を試みる方法
  • 実現可能なイメージを描いて言葉にする方法
  • 自尊心を高める方法
  • 抱いている不安を解消する方法

上記のようにいくつものアプローチがあります。

それぞれについて掘り下げていきましょう。

 

意識の逆を考えて潜在意識を認識する

いつも意識していることの正反対をあえて考えるというのも効果的なやり方です。なぜなら潜在意識は、顕在意識にいつも浮かんでいることの真逆であることが多いからです。潜在と表現するくらいですから、奥深くに潜んでいることが多いのは確かでしょう。

人間には、見つめたくないものから目をそらす作用が備わっています。それは心に負担をかけないために人類が育んできた「知恵の形」かもしれません。中には向き合いすぎると精神が悲鳴を上げることも…。

実は心理的なダメージを軽減するために、伏せられていることが意識上で無数にあります。だからこそあえて、顕在意識で感じることの反対を認識してみましょう。そこにもう一人の自分がいるかもしれません。今まで見つめてこなかったもう一人のあなたを確認することで、新たなステージに進める可能性もあります。

ただし、顕在意識の逆を考える時というのは心身のコンディションが良い時がおすすめ。ギリギリの状態で顕在意識の逆を考えることは、かなりリスキーだと言わざるをえません。「今、自分には余裕がある」と思える時を見定めてチャレンジしてくださいね!

 

潜在意識を再構築する

本来のあなたは今のあなたよりも高いパフォーマンスを発揮できる人かもしれません。

氷山の例えではないですが、表面に出ているのはあくまでごく一部。根っこを掘っていけば、巨大な才能が眠っていることも考えられます。

潜在意識を再構築することによって、あなたの眠れる能力を呼び覚ますことができます。セルフで潜在意識の再構築をするのは至難の業。やはり熟練したセラピストのスキルを借りる必要があります。

セラピスト選びは非常に重要な要素。全員が信頼できる人とは限りませんし、中には人を騙してお金儲けをたくらむような輩もいます。

では、まゆつばセラピストを避けるにはどうしたらいいのでしょう?過去の実績はその人物を如実に物語ります。キャリアが極端に浅かったり、何かを買わせようと言葉巧みに誘導する人間はNG。

また、対面で会った時の印象が悪ければ断った方がいいでしょう。あなたとの相性が悪いことも考えられますし、虫の知らせのような直感が働いている可能性があります。「言語化できないけどモヤモヤする」と感じたら、その直感を信じるべき。無理に自分を説得すると、後で支障が出かねません。

クロージングをしかけてくる様子もなく、確かな実績があり、人を癒せるような雰囲気を持つセラピストなら問題ないでしょう。彼ら彼女らに委ねることで、もう一人の自分を開花させて成長を遂げられる可能性が高まります。

繰り返しになりますが、少しでも迷ったり、モヤっとしたらすぐに撤退してくださいね。

 

実現可能なイメージを描いて言葉にする

人間の人生に大きく関与しているのは言葉です。我々は言葉によって思考し、言葉によって気持ちを表現します。言葉をいかに使うかが、とても重要であるのは間違いありません。

あなたが「これを実現させたい!」と感じているイメージを言語化してみましょう。明確な言葉によってアウトプットすれば、脳があなたの願望を認識しやすくなります。

アウトプット【output】

内部に入っているものを外に出すこと。特に、コンピューターのデータを外部に取り出すこと。出力。

引用:コトバンク

 

あなたの中に存在している脳を、別の人格のように捉えて話しかけてみましょう。脳がありありとイメージできるようになったら、自動でその目標に向かって走り出しているような現象が起こることも。

多くの成功者は、設定したゴールに向かって一心不乱に駆けていきます。客観的に見ると「すごい努力をしている」「ストイックだ」と感じるかもしれません。しかし本人は、イメージした未来へただ向かっているに過ぎないのかも?

そのプロセスで当人が感じているのは、{苦しみ}ではなく{やりがいや楽しみや喜び}なのかもしれないですね。

 

自尊心を高める

自尊心を高めることによって行動力が身に付きます。行動できない人のほとんどは「自尊心」や「自己肯定感」が低め。「俺には価値がないから」「どうせ私なんて」といった口癖は幸せを遠ざけます。

かけがえのない自分であると本心で思えるようになれば、おのずと「自尊心」を高めることになるでしょう。

自分嫌いを自覚している人ほど、「自尊心」を高めるような努力が必要です。

 

不安を解消する

大きな不安を放置しておくと、その不安が未解決のまま残り続け、そのまま膨らんでいくことがあります。不安を解消することで、本来持っているパフォーマンスを発揮しやすくなります。

反対に不安をずっと抱き続けていると、いつまで経ってもあなたの能力が開花しないかもしれません。幸せな人生を歩みたいのであれば、不安を解消するのは必須でしょう。

何が不安なのかが自身でも掴みづらい人は、「不安に感じていることを紙に書きだすこと」からスタートさせましょう。不安を認識することで、対応策が明確になるはずです。

 

まとめ

「もう一人の自分がいる」と感じる原因は以下の通りです。

  • 潜在意識の一部の働き
  • 解離性障害や統合失調症
  • ドッペルゲンガー

上記の3つが考えられることがわかりました。

疾患によるものは治療する必要があるものの、それ以外の原因であれば有効活用することも可能です。こちらに記されていることを参考に、自身をハッピーな生活に誘えるようなアプローチを考えてみましょう。

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