ヘナタトゥーのやり方や人気デザイン

目次

海外では一般的なおしゃれとして行われているタトゥー。
日本では反社会的勢力、所謂ヤクザと呼ばれる人たちが入れている入れ墨などのイメージが強く、あまり良い印象を抱く人はおらず、例えばプールや銭湯などで入れ墨・タトゥーが禁止となっている事は珍しくありません。
一度彫ってしまえば消えないタトゥー、しかし今回は「消えるタトゥー」であるヘナタトゥーについて解説します。
 

ヘナタトゥー(メヘンディ)の原料や特徴

 
海外ではおしゃれとして一般的なタトゥー、日本では入れ墨という言い方で、時代劇などで目にすることもあれば、いわゆる「ヤ」のつく反社会的勢力の人が背中に入れているものをイメージする事もあるでしょう。
そのため日本では昔から入れ墨・タトゥーに対してあまり良い印象が無く、銭湯やプールでは入れ墨・タトゥーが入っている人は利用できないというところも多くありました。
実際に体にタトゥーや入れ墨が入っていると威圧的に感じるという人も居るでしょう。
近年では徐々にではありますが、タトゥーも認められているとはいえ、やはり一部の寮などで共同生活を送るような仕事ではタトゥーがあると不採用になるなど未だ一般的なおしゃれとして受け入れられているほどではありません。
 
そこで手軽に楽しめ、かつ好きなように消すことができる簡易タトゥーの「ヘナタトゥー」が現在大人気なのです。
ヘナタトゥーとは「ヘナ」という植物の葉をペースト状にしたものを原料として用いるボディーアート、言ってしまえばボディペイントの一種です。
その歴史は最低でも5000年以上、更に古代エジプトの壁画にタトゥーと思わせる模様の入った人物画があることから、もしかしたら更に昔、8000年以上も昔に存在していた可能性があるのです。
実際の歴史年数は兎も角、それだけ古い歴史のあるヘナタトゥー、通常のタトゥーと違うのは彫るのではなくあくまでも塗るだけであるという事。
針で彫るタトゥーは皮膚を傷つける行為のため、そうそう頻繁に起こることではありませんが感染症の危険があります。
ヘナタトゥーは塗るだけのため、ヘナタトゥーが原因で感染症が発症するなんて事もありません。
天然由来の成分ではありますが、よく天然由来成分だから安全安心!とは言いますが、植物の中にだって触ればかぶれたり酷い炎症を起こすようなものもあります。
ヘナに関してはそういった問題は特に無いものの、もし痒みを感じたりした場合はすぐに消して控えるようにしましょう。
 
また、放置していてもずっと残るわけではなく、肌というか、人体の細胞は新陳代謝によって常に新しいものに置き換えられており、皮膚も同じく時間を経て作り変わっていき、古い細胞は垢などになって剥がれていきます。
そのためヘナタトゥーも皮膚の新陳代謝、だいたい2週間から一ヶ月程度で消えます。
 

ヘナで染まる仕組みと消えるまでの時間

まず、上記で大雑把にヘナタトゥーはボディペイントのようなもの、と言いましたが勿論原理もそのまま同じというわけではありません。
詳細に解説すると、まずヘナタトゥーは「肌を染める」という行為です。
ヘナが持つ色素を肌に浸透させ、それによって発色を行うという染め方で柄や色をつけていきます。
そのため染めるという意味では髪を染める行為に近いでしょう。
体温が高い部位や逆に皮膚が厚かったりして体温にあまり影響されない部位など、部位によって色の濃さや色合いが変わってきます
 
消える時間は上記の通り、新陳代謝によって早くて2週間程度、遅くて一ヶ月程度のターンオーバーで染まった皮膚が剥がれ落ちます。
基本的に新陳代謝が活発な人ほど早く消え、逆に新陳代謝が衰えている人は長く残り続けます
 
新陳代謝は加齢によって衰えていくもので、必然的に歳をとるにつれて消えにくくなりますが、若くても新陳代謝の差というものは出てくるもので、ヘナタトゥーが残り続ける場合は新陳代謝が衰えている事を少し考慮したほうが良いでしょう。
 

自分でできるセルフヘナタトゥーのやり方

ヘナタトゥーはプロの腕前が求められる通常のタトゥーとは異なり、大雑把に言えばヘナペーストを肌にのせて放置して、乾いたあとに3時間放置して洗い流すと施術完了というとても簡単な工程で、デザイン方法と施術して放置するだけの時間さえ用意する事ができるのであればセルフヘナタトゥーは比較的簡単に行うことができます。
 
デザイン方法は幾つかあります。
簡単なところだとお菓子にデザインを描くのと同じように、予め絵柄の通りに切り抜いた髪を用意し、それをタトゥーをいれたい場所に載せ、更にその上にペーストを乗せるという形。

適当にネットで選んだ画像を印刷して、それを切り抜くだけなのである程度の器用さは求められますが、一からデザインするよりは簡単でしょう。
 
メジャーなのは細い棒や筆などにペーストをつけたり、ヘナコーンを作って自分で描くという方法。
これは画力が求められる上、自分の体に自分で描くというのは結構難しかったりします。
ただ通常のタトゥーとは異なりミスしても定着するまでには時間がかかる分すぐに手直しが可能です。
 

ヘナの選び方

ヘナタトゥーを行う上で欠かせないものと言えばヘナペーストです。
ヘナペーストにも幾つか種類があり、ペースト状のものもあればヘナパウダーなどもあります。
ネット上でも購入する事ができますが、やたらと数が多いのです。
そしてヘナ自体は基本的に安全なハーブ系の植物であり、まともなヘナペーストであればヘナパウダーに紅茶や緑茶、お湯やレモン汁などを混ぜて作られています。
が、中には科学由来成分が入ったペーストも存在します。
 
基本的にヘナペーストは茶色・オレンジ・黄色のような赤~黄色系統の発色で、ピンク色や青色などは完全に別物、そういったものはまず天然由来のもの以外のものが入った非天然製品です。
そのため、ヘナペーストを選ぶ場合はきちんと配合されているものを確認した上で選ぶと良いでしょう。
または普通にヘナパウダーだけを購入し、自分で練るのも手です。
 

必要な道具

ヘナタトゥーにおいて必要な道具というのは、原材料であるヘナパウダー・ペースト以外は特にありません。
やり方は上記の通り、ペーストを塗って放置して洗い流すだけ、そのため最悪ペーストだけあれば指で描いたりもできなくはありませんが、ここはヘナタトゥーにおすすめな道具をご紹介しましょう。
 
まずはコーン、ホイップクリームを絞り出したりするようなアレの事です。
市販のクリーム用は太く、口がギザギザだったりするのでチョコクリームなどで文字を描いたりするようの口が細いタイプがおすすめです。
同じようにチョコペンなどで使われるタイプも線が細くおすすめです。
また、「つまようじ」もおすすめです。
上記の2つはどうしても「線の細さ」というのに限界があります。
糸のように細いラインを描いたり、先に線を描いてから塗りつぶす際に細かい塗りつぶしなどをする際にも爪楊枝にペーストをつけて描くと、とても描きやすかったりするので、ペンの1つとして爪楊枝を活用すると良いでしょう。
そもそも描けないよ!という人は切り抜いた絵を使うか、市販の型抜きシートを使うと良いでしょう。
 

パッチテストのやり方

比較的安全とはいえやはり体質によってはかぶれたりすることもあります。
そのため心配な人はパッチテストを行いましょう。
パッチテストのやり方は簡単、とりあえずヘナペーストを適当につけて24時間放置するだけ。
そうしてかぶれたり、どこかおかしいところがなければ問題ありません。
ただ途中で不自然に痒くなったりした場合は洗い流し、ヘナタトゥーは断念した方がいいでしょう。
 

セルフヘナタトゥーの注意点

セルフヘナタトゥーを行う上での注意点は、まず「ヘナペースト・パウダー」の購入から。
上記でも説明した通り、通常のヘナでは出せない色を出すために科学由来成分を含んでいるものがあります。
それと同じように天然を謳っていながら天然ではないものを売っている事もあるため、購入の際には注意しましょう。
 
次に、これも何度も述べた通りかぶれたりすることもあるため、そういった反応が出た際は諦めましょう。
おしゃれも大事ですが、それで肌をボロボロにしてしまっては本当の美を見失ってしまっていると言っても過言ではないでしょう。
 
最後に、定着するまで色は染まらない反面、定着しないかぎりすぐに色はつかない点も注意しましょう。
放置した時間によって色の濃さなども変わります。
 

人気のヘナタトゥーデザインと意味

タトゥーといえばデザインも大事です。
海外のタトゥーだと十字架や天使などの宗教的なものから、ドクロなどのかっこいい系、あとは家族や恋人の名前を彫ったりします。
日本の入れ墨で言えば桜や龍、虎などのヤクザっぽいもののイメージが強いですね。
おしゃれとしてタトゥーを入れるのであれば、おしゃれに見えるデザインを選びたいところです。
 

花、といっても色々な種類の花があります。
日本であれば桜や菊の花が日本らしいと言えるでしょう。
他にも多いのは蓮の花や百合、プルメリアなど。
あるいはまだ咲いていない「蕾」のデザインも存在します。
 
例えば蓮の花は仏教における象徴として扱われ、花言葉もそれに関係するような意味を持っています。
・タトゥーとしては「純血」「創造性」「優美」といった意味があります。
・百合の花は「清純」「誕生」「希望」「信頼」という意味があります。
また、「多産」という意味もあるため、妊娠した際にお腹に百合を描く人も居たりします。
・プルメリアは「気品」「内気な乙女」「情熱」といった意味があります。
蕾はまだ開花していない状態、つまり新しく咲くという生命の始まりという意味もあれば、百合と同じく多産を意味します。
 

太陽・月

ヘナタトゥーでは太陽と月は一緒にかかれる事が多く、太陽の中に月があるようなデザインなどが人気です。
太陽は復活や再生、知識や永遠の愛を意味し、絶対的な力を持つ存在という扱いを受けています。
対して月は「愛の継続」「保護」「健康」といった意味を持ちます。
月と同じく星が描かれる事もありますが、星は「希望」や、流れ星にお願いごとをするように「願いを叶える」という意味を持ちます。
 

孔雀(クジャク)

派手なイメージのある鳥の「孔雀」もヘナタトゥーのデザインの1つとして人気です。
孔雀は派手な分絵として描かれるととても描き込みが多くなるデザインでもあります。
そのため孔雀のデザインを描くことができる腕がある人は、十分に胸を張れるレベルだと言えるでしょう。
そんな孔雀は美の象徴としての側面があり、他にも愛や富を象徴するデザインでもあります。
他にも「自由」という意味や、天上の使いといった、壮大な意味合いもあります。
総じて格の高い存在というイメージと意味合いが強いため、ただ入れるだけでは身の丈に合っていないというか、ひょろひょろで地味な人が虎の厳つい入れ墨をいれているような不釣り合いな印象を抱かれる可能性もあるため、選ぶ際は注意しましょう。
 

曼荼羅(マンダラ)

マンダラ、漢字では「曼荼羅」と書きます。
日本ではあまり聴き馴染みがない言葉ですが、マンダラとはヒンドゥー教において「宇宙」を意味する言葉です
宇宙を意味する言葉のデザインってなんだ……?と思う方も居るでしょう
これはマンダラで画像検索するとわかりますが、主に円形状の花びらが重なったようなデザインがマンダラです。
こちらも孔雀同様にとても細かい綿密なデザインが多いため、初心者がセルフで描く場合はとても難易度が高いデザインであると言えるでしょう。
 

初心者にはステンシルシートもおすすめ

上記でもおすすめしたように、初心者やデザイン力に自信が無い方はシートを活用すると良いでしょう。
デザインが豊富で簡単、また乾かすのに時間のかかるヘナタトゥーにおいて描く時間を大きく減らせるというのは塗りムラを減らしたり、濃淡の違いが出にくくなるといったメリットも存在します。
 
ただし当然ながらデザインのアレンジがしにくいという欠点も存在します。
シートを切ったりして加工することはできますが、下手に手を加えると元デザインが台無しにもなります。
 
なお、使用自体は簡単と言っても使い方を間違えてしまえば汚い染め後になる可能性もなります。
きちんと説明を熟読した上で、横着したりせずしっかりと放置する時間などを守って使うようにしましょう。
 

まとめ

ヘナタトゥーのやり方は簡単!気軽に試してみよう
 
以上、消えるタトゥー、ヘナタトゥーについて解説しました。
今回のまとめは以下の通りになります。

  • ヘナタトゥーはヘナという植物由来の染めるタトゥー
  • 基本的に2週間か一ヶ月程度で消える
  • 色合いは茶色から黄色、それ以外の色は科学由来成分などが混ざっている可能性がある
  • 塗って乾かして流すだけなのでセルフでもできる
  • セルフでするなら自分で描くか、自信が無い人はシートを使うと簡単にできる

以上の点を把握した上で、気軽に楽しめるヘナタトゥーで体の好きなところを飾りましょう。

Avatar photo

フェリーチェ編集部

follow me
related posts

関連記事

Scroll to Top