サファイアは世界的にも有名で誰しも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
一般的なイメージとしては青い宝石という印象が強いですが、実はそんなこともなく様々な色があります。
知っているようで知らないサファイアについて今回は紹介していきますね。
誕生石としてどんな意味を持っているのか、どんな効果があるのかを見ていきましょう。
そもそも誕生石とは?
誕生石とは生まれた月ごとに設定されている宝石のことを指します。
例えば1月であればガーネット、2月であればアメシストといった具合に宝石が月によって定められているわけですね。
世界での始まりはとある宝石商からこの誕生石が発表され、約200年以上も前から多くの人に親しまれてきました。
日本に渡ってきたのは1950年頃で、アメリカの誕生石を基準に作られています。
誕生石は世界共通ではないので、国によって多少の違いがあるようです。
宝石が追加されていたり、全く違う宝石が誕生石として設定されていたり様々なので、世界共通ではないということは認識しておきましょう。
各月1つの誕生石が設定されることが多いですが月によっては2つあったり、3つある月も存在します。
それぞれの誕生石に意味があり、その意味をパワーとしてもらうと考えられているのが誕生石です。
それぞれがパワーをもらえるように、常に肌身離さず持つことが良いとされています。
そのため、お守りとして身につけられたり、アクセサリーとして楽しむ人も多く様々な場所で目にすることがありますね。
全部の誕生石を覚えていなくても、自分の誕生石だけは覚えているという人も多いです。
誕生石の歴史は日本では約60年程とまだまだ世界に比べると浅いものの、徐々に浸透してきつつあります。
宝石店なんかでは誕生石にちなんだアクセサリーも多く販売されており、気軽に手に取ることができるようになりました。
誕生石ということで女性の方が利用率は高いですが、男性もブレスレットなんかにして身につけることができます。
多くの人に楽しんでもらうことができるのは嬉しいですね。
誕生石の楽しみ方・取り入れ方
誕生石の楽しみ方は、誕生石を身につけることにあります。
それぞれに意味があるのでお守りとして持つ人もいれば、相手の誕生日なんかに贈ることも多いです。
気軽に身につけることができることから、アクセサリーとして身につけることが多くなっています。
女性で言うとピアスやイヤリング、ネックレスとして身につけることが多いですね。
宝石なので色も鮮やかで見た目が映えることは間違いないでしょう。
男性はブレスレットにして身につけることが多いようです。
お守りの袋に入れて持ち歩くことも珍しくありません。
常に身につけておきたいのであればアクセサリーとして身につけるのがいいでしょう。
忘れる心配もなく常に力を発揮してくれます。
もちろんアクセサリー以外でもインテリアとして飾ることもでき、風水なんかと掛け合わせることも可能です。
風水(ふうすい)は、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、気の流れを物の位置で制御する思想。
引用:ウィキペディア
運気を上げてくれる誕生石を運気の上がる方位に置くことで、常に良い運気を流してくれます。
気に入った方法で取り入れていきましょう。
ところでサファイアはいつの誕生石なのかまだ紹介していなかったですね。
続けて見ていきましょう。
日本では9月の誕生石とされていることが多い
サファイアは日本で9月の誕生石として設定されています。
夏の暑さも落ち着き、涼しくなる頃にピッタリですね。
なぜ9月に設定されているのかですが、9月生まれの方は調和を大切にしている人が多いと言われています。
大人数でいるとつい空気を読んでしまったり、周りの意見に同調する傾向にあるようです。
良く言えば空気が読める人ですが、悪く言えば優柔不断で自分の意思がない人になります。
そんな人をサファイアはサポートしてくれるのです。
サファイアには真実を見抜く力があり、洞察力を高めてくれます。
まさしく優柔不断でも、流されないように真実を見抜いてサポートしてくれると言えるでしょう。
諸説あり明確な理由は伝えられていませんが、こういった背景もあるようですね。
海外では4月・9月の誕生石とされていることが多い
海外ではサファイアを4月の誕生石としている国もあります。
代表的なのはフランスで、フランスでは4月の誕生石がサファイアとダイヤモンドになっていますね。
9月はペリドットという誕生石が設定されているようです。
あまり有名ではないので聞きなれない人も多いでしょう。
フランスでは9月の誕生石ではないものの、他の国では比較的9月に設定されていることが多いです。
アメリカをはじめ、イギリス、オーストラリアでは日本と同じく9月に設定されています。
365日の誕生石としては複数設定されている
誕生石は月で設定されているのが一般的ですが、実は日ごとにも設定されている誕生石があります。
365日それぞれ宝石が割り当てられており、種類も細かく分けられているので聞き慣れない宝石も多いです。
サファイアの場合3月5日はブルーサファイア、9月30日はブルースターサファイアというように設定されています。
同じサファイアでもさらに分類されているのが365日の誕生石です。
なかなか日ごとの誕生石を知っている人はいないので、知っていればさらに誕生石を楽しむことができますね。
月の誕生石と掛け合わせて更なるパワーをもらっても良いでしょう。
サファイアの魅力
サファイアのイメージは青い宝石だけしか思い浮かばない人も多いと思います。
しかし、サファイアの魅力はそれだけではありません。
青以外にも色はありますし、歴史や言い伝えにも素敵な魅力があります。
宝石言葉なんていうものもあるので、より一層サファイアのことについて知って魅力を見出していきましょう。
色や特徴
サファイアの色はに青だというイメージが強いですが、紫やピンクもありさらには黄色や緑まであります。
意外と多くの色相を持っていますね。
これだけある色の中でもとりわけ「パパラチアサファイア」というサファイアは貴重な宝石として扱われています。
サファイアといってもこれだけあるということはあまり知られていないので、頭の隅に置いておいてもらえるとより楽しむことができますね。
サファイアの魅力はまだまだあります。
サファイアは世界の4大宝石にも数えられており、世界中の誰もが知っている宝石です。
それだけでも十分凄いですが、なんと硬さでもサファイアは世界で名を馳せています。
その硬さは世界一硬いとされているダイヤモンドに次いで第2位です。
これだけ硬いというのはあまり知られていません。
硬いということはそれだけ傷がつきにくいということです。
美しく傷もつきにくいとなれば、高価なのも納得でしょう。
また、サファイアは私たちの身近にも存在します。
スマホユーザーであれば聞いたことのある方も多いと思いますが、サファイアガラスというものがスマホには使われているのです。
これはサファイアと同じ硬度と強度を持っていて、工業用に加工されたガラスのことを指します。
こんな身近にサファイアの名前が使われているのは驚きですね。
このようにサファイアには多くの魅力があります。
今までサファイアのことを知らなかった人もここからを持って頂けたら幸いです。
歴史や言い伝え
サファイアは中世にヨーロッパの貴族や王族に好まれて使われていました。
ダイアナ王妃のサファイアをウィリアム王子がキャサリン妃に贈ったことでも話題になりましたね。
サファイアには浮気防止の効果があるとされ、浮気をするとサファイアの色が変わると言われています。
そのため結婚指輪として贈られることも多いようです。
サファイアの語源ですが、サファイアは「青」という意味を持つ「サッピールス」から取られたと言われています。
若干似てはいますが、そんなに類似しているわけでないようですね。
また、宗教間でもサファイアは有名で仏教徒の間では宝石の中でも特段重要な宝石とされています。
キリスト教では司教の証としてサファイアの指輪をしていたという風習がありました。
司教(しきょう、ラテン語: Episcopus, 英語: bishop)は、カトリック教会の位階の一つで、ある司教区(教区)を監督する聖務職のこと。
引用:ウィキペディア
ちなみにサファイアは日本語で書くと「蒼玉」と書かれており、色はやはり青だという印象が強くなっています。
宝石言葉と意味
サファイアの宝石言葉は
- 「誠実」
- 「慈愛」
- 「徳望」
です。
真実を見抜いて想いに正直になるというメッセージが伝わってきますね。
昔からサファイアは聖人の石と言われています。
神からの力を与えられ、神に愛されている人にふさわしいとされており、実際に貴族や王族に使われていた背景もあるのがサファイアです。
すべてを見透かすことのできるサファイアはそれだけ神聖な力があります。
「誠実」というのは単純に誠実という意味もありますが、浮気心や魔が差すことを抑制するという意味もあるようです。
浮気をしている女性がサファイアを持つと色が変わるという言い伝えがあるように、誠実には生涯のパートナーに誠実だという意味もあります。
ちょっと変わっていますが、なんとも面白い言葉ですね。
サファイアの選び方
サファイアを身につけるのであれば素敵なサファイアを身につけたいですよね。
そのためには正しい選び方の基準を知ることが必要になります。
まずは天然石か合成石なのかを見分けることが重要です。
とはいえこの見分けは知識がないと難しいので、生産地証明書や鑑別所がついているかどうかで判断しましょう。
後はやはり色で選ぶことが大切になります。もちろん自分が綺麗だと思うものを身につけることがベストなので、あくまでも参考程度に見てください。
一般的に黒いものを「10」として透明を「0」として宝石の濃淡は分けられます。
サファイアの場合濃い青の最大が「7」最小が「1」となっていおり、ベストなものは「6」または「5」だと考えられることが多いです。
サファイアを見極める際はこの点も注意して見てみると失敗が少ないですね。
サファイアのお手入れ方法
サファイアのお手入れ方法は簡単で、身につけた後に柔らかい布などで拭くと良いとされています。
柔らかい布を使うことで傷がつくことを防ぎ、汚れを拭き取ってくれるのです。
女性に限ったことではありますが、化粧品やヘアスプレー、クリームはサファイアの大敵なので中が必要になってきます。
そのため、身につける際は全てが整った後に身につけることがおすすめです。
万が一汚れてしまっても、サファイアは世界で第2位の硬さを誇っています。
家でクリーニングすることもできるので試してみてください。
方法は簡単で、ぬるま湯に少量の洗剤を混ぜて柔らかいブラシで磨くだけです。
最後に流して、良く拭き取れば汚れは落ちます。
サファイアと相性の良い宝石
サファイアと相性の良い宝石はルビーです。
実はサファイアとルビーは同じ物質で名前こそ違えど、中身は同じものになります。
そのため宝石同士の相性も抜群です。
効果としては仕事運が格段にアップし、目標達成の運もアップするので組み合わせるのが良いでしょう。
色も両方映えるので身につけやすいです。
ただ、ケンカはしないように注意はしたいですね。
他にはラピスラズリも相性が良いとされています。
ルビーと同じく仕事運アップの他に健康運もアップしやすいです。
色合いも同系色なので合わせやすいのは嬉しいことでしょう。
サファイアと相性の良い宝石を挙げるとキリがないですが、他にもエメラルドやアクアマリンなんかとも相性が良いので色々試してみてください。
まとめ さまざまな色があるサファイアは取り入れやすい宝石
サファイアは青だけでなく、様々な色があることは先述した通りです。
そのため、色によって組み合わせも自由で取り入れやすくなっています。
この事実は意外だったのではないでしょうか。
青というイメージが強いのでついつい青だと考えてしまいがちですが、これからは緑やピンクも探してみると使える幅が広がりますね。
サファイアの魅力も今回の記事で十分に知っていただけたでしょう。
今回紹介したサファイアの効果をまとめると以下のようになります。
- 真実が見抜けるようになる
- 浮気の抑制
- 心が穏やかになる
これらの恩恵を授りたいと考えるのであればサファイアはおすすめです。
色の鮮やかさはもちろん、歴史や硬さも確かなものがあり興味深い宝石ですね。
ただ持つだけでも素敵なサファイアですが、意味や特徴を知っているだけで魅力は何倍にも増します。
身につける際にもより意識して身につけることができるでしょう。
サファイアの事を深く知った今だからこそ新たな見方ができるので、ぜひサファイアを手に取ってみてくださいね。