ヨガに必須のグッズといえばヨガマットですが、売り場に行くと想像以上に種類が多くて困ってしまいますね。
今回はヨガマットの選び方とおすすめのブランドを紹介します。カラーの好みやヨガのレベル、マットの金額などさまざまな点から総合的に選んでくださいね。
目次
1.ヨガマットは用途や敷く場所によって厚みを選ぶのがおすすめ
ヨガマット次に買う機会があったらもう少し厚みがあるやつにしよう…リングフィットの必需品ですわこれは
— たくちょ (@uzeraphr) February 16, 2020
ヨガマットの厚みは製品によって違います。
薄い……1~2mm
薄いヨガマットは旅行や出張、合宿などに行く時にスーツケースに入れて持って行く人にはおすすめです。
また、スタジオにレンタルマットがあるものの、衛生面などが気になる場合に自分で1枚持っていき2枚重ねで使用する際に選ばれています。
超上級者が立位でヨガを行う際に地面をしっかり感じるために選ぶ場合もありますが、基本的にはトラベル用と考えられています。
フローリングの上に薄いヨガマット1枚の状態でヨガを行うと寝たり座ったりした時に痛みを感じます。
標準……3~5mm
初心者が困ったら、この厚みのものがおすすめです。価格やクッション性、重さがちょうど良く、立位での安定感もあります。
普段使いから、スタジオへの持ち込みと汎用性も高いのでこれ一枚でどこでも使えます。
厚い……6~12mm
厚みがありクッション性が高いので、座位や仰向けのポーズが多いヨガを行う人におすすめです。
厚ければ厚いほど重くなるので、持ち運びにくいです。また、クッション性があり過ぎるとバランスが取りにくくなるので、体幹の弱い初心者が立位を行うのは避けましょう。
ヨガマットの厚みは好みも分かれるところです。購入前にショップで試してみるのがおすすめです。
2.ヨガマットは素材の種類を知って選ぶのがおすすめ
ヨガマットには詳しくありませんが
私はPVC(ポリ塩化ビニル)の8mmのヨガマットを使ってます。分厚いヨガマットだと足音が響きにくくなったりプランクやマウンテンクライマーをやる際に滑りにくくなります。
欠点は洗えないのと長期的に使うと表面が削れてボロボロになるところです( ´,_ゝ`)
— 船長 (@hookmansentyou) February 22, 2020
ヨガマットにはさまざまな素材が使われています。
PVC(ポリ塩化ビニール)から説明していきましょう。
数年前までほとんどのヨガマットがPVCでできていました。
1000円程度で購入できるものもあり安価でクッション性も高く、ホームセンターや量販店でも手軽に購入できます。初めてヨガマットを購入する際に選ばれやすいです。
水洗いが出来ず、汗をかくと滑りやすいというデメリットがあります。
続いて説明するのは、TPE(熱可塑性エラストマー)。
近年ヨガマットの素材として主流になっているのが、TPE。ゴムに近い質感で軽く、水洗いもできます。グリップ力もあり初心者から上級者までおすすめです。
熱に弱く夏に車に入れっぱなしにしていると、癒着してしまいます。
お次は、ゴム(天然・合成)。
本格的にヨガを楽しむ人に人気のゴムのヨガマットは、グリップ力と安定感が抜群です。
また、自然の素材から作られており環境への配慮もされている点でも、ヨガを楽しむ人に信頼されています。
高価で重い点と、水洗いできないものがありお手入れに手間がかかること、ゴムアレルギーの人は使えないというデメリットがあります。
最後は、コルクや畳、麻などの天然素材。
天然素材の敷物をヨガマットとして使っている人もいます。独特の肌触りと自然との繋がりを感じられる点が人気ですが、お手入れの難しさと価格がネックとなっています。
近年は価格と扱いやすさのバランスからTPE素材のヨガマットが人気です。
3.持ち運びするならケース付きやストラップ付きのヨガマットがおすすめ
楽天市場で購入したこのヨガマット、レビュー件数多いから選んでみたけどめちゃくちゃ良い。厚み1.0cmでしっかりしてるし、畳めるベルトやケースも使いやすくて背中も全然痛くならないしカラーも豊富で可愛い。送料無料、税込1708円とかなりコスパ良し…ジムもいいけどお家トレーニングも大切だよね pic.twitter.com/NMUTioqGqw
— 白 (@012_shiro) September 21, 2019
スタジオに自分のヨガマットを持ち込む人も多いと思いますが、サイズも大きく持ちにくいです。
頻繁に持ち歩くのなら、ストラップやケースが付属したものを選びましょう。
ケースの形状はさまざまですが、巻いて収納したヨガマットを入れる筒状の形をしたものが一般的です。メッシュ素材のものが多く、汗で濡れていても匂いや湿気がこもりません。
荷物の多い車に積んでおくには、プラスチックケースもおすすめです。
ストラップはケースと一体になっているものと、マットに直接付けるバンドタイプがあります。
ほとんどは肩にかけられるよう、ある程度の長さがありますが、手で持って移動したい時はハンドルタイプのものを探してください。
4.収納場所に困るなら折りたたみタイプのヨガマットがおすすめ
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— 美骨モーション (@ehide1229001) February 25, 2020
ヨガマットは通常180cm×60cm程度の大きさです。巻いて収納するのが一般的ですが、厚みのあるものなど巻くと大きくて収納場所に困るものもあります。
折りたたみタイプのヨガマットなら隙間に収納できます。
ヨガマットを出しっぱなしにするのではなく、しっかりしまって隠したい人には折りたたみタイプが良いでしょう。
ただし、巻いて収納するタイプのものを折りたたむのは避けてください。クッション性が損なわれるなど機能が下がってしまう可能性があります。
また、折りたたみタイプのヨガマットには、トートバッグタイプのケースが付属することもあります。筒状のものよりしまいやすく、かさばらないので電車などの公共交通機関での持ち運びに適しています。
5.初心者におすすめのヨガマットの選び方
ヨガマットをスリアの4ミリに変えてみました https://t.co/jI4fPUsbXQ pic.twitter.com/2wv3himks6
— L a t t e(ナカタニマキ) (@maki_nakatani) January 11, 2018
初心者にもおすすめできる、オールマイティーなヨガマットは次のようなものです。
- 標準的な厚さ(5mm前後)
- 標準的なサイズ(170cm程度)
- 水洗いができて価格も標準的なTPE
ただし、使い方によっておすすめのものは変わってきます。チェックポイントを紹介します。
初心者がヨガマットを選ぶ時には、どこで使うのかを考えます。
主な使い方は下記のパターン。
- 自宅でヨガを行う
- スタジオに持っていく
自宅で使うだけなら重さはそれほど重要ではありません。スタジオに持って行く場合も、車に積みっぱなしにしておくのなら重さはあまり気にしなくても良いでしょう。
自宅でもスタジオでも使う場合、公共交通機関で移動する場合は持ち運びやすさが重要です。重さと収納方法を良く検討してください。
また、ヨガマットにはサイズもあります。仰向けになることを考えると、身長より少し長いものが良いでしょう。
標準的なサイズは170cm程度のものですが、小柄な女性は160cm程度でも十分です。サイズが小さくなれば軽くなるので、持ち運びやすさを重視するなら少しでも小さいものを選んでください。
男性の中には170cmのマットでは短い人もいるでしょう。200cm程度のものも販売しています。
マットの厚みはどんなヨガを行うかによって選びます。立位が多いヨガは比較的薄めで安定感のあるものがおすすめです。横になったり座ることが多いのなら、クッション性の高い厚めのものを用意します。
汗をたくさんかくヨガを行う場合は、耐水性が重要です。水に濡れると滑りやすい素材や水洗いが出来ないものは避けてください。
6.おすすめの人気ヨガマットブランド
スリアのヨガマット買ったの💖
嬉しい😆#スリア #ヨガマット pic.twitter.com/izFP6fXdqa— みくら (@mikuranomikura) February 6, 2020
それでは実際のヨガマットのブランドについて、おすすめポイントを紹介します。
1.suria(スリア)
サンスクリット語で太陽を意味するsuryaを由来として名付けられたsuria。2004年にヨガウェア、ヨガグッズのブランドとして始まり、愛用者も多く人気です。
suriaのヨガマットの素材と厚みについては下記をご参考にしてください。
- TPE……4mm、5mm、6mm
- 天然ゴム……1.5mm(トラベルヨガマット)、12mm、15mm
天然ゴムのものは、化学物質とアレルギー物質を取り除いており、匂いも軽減しています。
価格は6000円〜11000円で初心者にとっては、少し高価です。しかし、地球環境に優しく、水拭きもできて扱いやすいので、良いものを長く使いたい人におすすめです。
suriaのヨガマットが人気のポイントは、ヨガらしい色使いのものが多く、ウェアやその他のグッズとの相性が良い点です。特にTPE素材の「HDエコマット」シリーズは最大10色の展開で自分の好みの色を選べます。また、全てのマットにはおしゃれなブランドロゴが付いています。
2.prAna(プラナ)
アメリカ、カリフォルニアのヨガとクライミングのブランドprAna。地球に優しく再生可能な素材にこだわっています。
ヨガマットの素材と厚みは下記の情報をご参考に。
- 天然ゴム……4mm
- TPE……3mm、5mm
- 天然ゴム+ポリエステルマイクロファイバ(トラベルマット)
prAnaでは天然ゴムのマットに力を入れています。マットの厚さは比較的薄めですが、ゴム製のものはグリップ力と弾力性があり安定感もあります。表面に加工をしているものもあります。
価格は5000円程度から15000円で幅広い価格帯が用意されています。少し高めですが、環境に配慮した製品で長く使えるのがポイントです。
3.manduka(マンドゥカ)
ヨガマットメーカー・mandukaのコンセプトは「より良いヨガマットで大きな違いを生み出す」です。
ヨガマットの素材は下記の3種類となります。
- PVC
- ゴム
- TPE
グリップ力や軽量化が人気の秘密で、表面にはいろいろな加工がされています。
マットの厚さは、1.5mm~6mm。
mandukaのヨガマットといえばカラーや柄の豊富さが人気です。リバーシブルカラーなど気分に合わせて使えます。
価格は平均が10000円以上で、高価です。
4.AddElm(アドエルム)
ダンス用品ブランド、チャコットが最新テクノロジーを採用したヨガマットを作りました。グリップ力に優れ、軽いのが特徴です。
- 素材
- TPE
- 厚さ
- 3mm~12mm
12mmのものでも1.3kgと軽量なので、クッション性の高いものを持ち運びたい場合に便利です。
価格は少し高めです。
5.Yogaworks(ヨガワークス)
ヨガ製品だけでなく、インストラクター養成講座でも知られているYogaworks。
ヨガマットではPVC素材のものを3.5mmと6mmのもので展開。
カラーバリエーションの豊富さと手頃な価格で人気があります。また、全てのマットがカーボンオフセット対象商品で、環境への配慮がされています。
6.NIKE(ナイキ)
アメリカのスポーツ用品メーカーです。
素材は合成ゴム、厚みは3mm、5mm、8mmのものがあり、軽さとグリップ力が魅力です。
バリエーションは多くないのですが選びやすい展開です。また、他のスポーツでNIKE製品を多く使っている人にとっては、入店しやすくブランドロゴにも馴染みがありのがポイントです。
Amazonなどの通販サイトで購入できます。
7.adidas(アディダス)
adidasはドイツに本社を置くスポーツ用品メーカーです。
adidasのヨガマットはTPE素材で5mmのものが中心。誰にでも使いやすいのがポイントです。
また、ホットヨガ専用のマットもあり、表面に滑りにくい加工を施し、汗を吸うようになっています。
他にも、ファッションブランド、ステラ・マッカートニーとのコラボ商品があり、滑り止め加工がおしゃれな柄になっています。リバーシブルカラーのマットや持ち運びストラップのカラーが特徴的で、ステラ・マッカートニーとadidasの両方のロゴが入っています。ヨガ好きのおしゃれな女性に人気のマットです。
まとめ ヨガの種類や行う場所を考慮してヨガマットを選ぶのがおすすめ
最後に重要な情報を、もう一度まとめましょう。
ヨガマットを選ぶ際に注目したいポイントは下記。
- 厚み
- 素材
- 持ち運びやすさ
- 収納
ヨガマットの厚みは主に以下の3種類。
- 薄い
1~2mm
トラベル用と呼ばれ、スーツケースに入れて出張などに持っていくためのもの - 標準
3~5mm
価格、クッション性、重さのバランスがよくオールマイティー
初めの1枚に最適 - 厚い
6~12mm
クッション性が高く、座位や仰向けのポーズが多い人におすすめ
重いので持ち運びには向かない
ヨガマットの素材は下記をご参考にしてください。
- PVC
安価でクッション性が高く、ホームセンターなどでも購入可能
水洗いが出来ず、濡れると滑りやすい - TPE
現在主流の素材
ゴムに近い質感でグリップ力がある
軽くて水洗い可能
熱に弱いので夏は車に入れっぱなしにはできない - ゴム
しっかり手入れすれば一生使える
高価で重い
ゴムアレルギーの人は使えない場合も - コルク・麻・畳
天然素材を使ったヨガマットもある
水洗いはできないが、植物由来の抗菌作用があるものも
ヨガマットの持ち運びやすさは、下記を参考にしてください。
- メッシュケース
- 湿気やニオイがこもりにくい
- プラスチックケース
- 型崩れを気にせず持ち歩ける
- バンドを装着
- 重くない
折りたたみタイプのヨガマットのメリットは下記の通り。
- 狭いスペースに収納可能
- トートバッグタイプのケースに入れて持ち運び可能
人気のヨガマットブランドに関する情報は、以下をご参考に。
- suria人気のヨガグッズブランド
ヨガらしいカラー展開が人気 - prAna
地球に優しい再生可能な商品を取り扱う
ヨガマットはグリップ力が高く人気 - manduka
ヨガマットメーカー
カラーが柄が豊富でおしゃれ - AddElm
最新スポーツテクノロジーを採用した新素材
軽くてグリップ力あり - Yogaworks
初心者でも購入しやすい価格が人気
カラーバリエーションも豊富 - NIKE
アメリカのスポーツメーカー
合成ゴムで軽くてグリップ力あり - adida
ホットヨガ専用のマットもある
ステラ・マッカートニーとのコラボ商品はおしゃれな女性に人気
初心者でヨガマット選びに困ったら、TPE素材の3~5mmのものを購入してみてください。
どんなヨガの種類でも使いやすく、持ち運びにも困らない重さです。また、価格も高すぎずヨガを続けられるかわからない初心者でも購入しやすいです。
ヨガマットは日常的に使うものなので好みのカラーなどヨガへのモチベーションが上がるものを選ぶのと良いでしょう。