ダイエット・肥満外来の診療内容とは?

ダイエットというキーワードで検索していると、肥満外来やダイエット専門のクリニックがヒットすることがあります。

初めて見る人は驚くかもしれませんが、専門家とダイエットを進めていくダイエット・肥満外来では体重を減らし、今後も健康に生きていくために必要な治療や指導を行います。

では、具体的にどのようなことをするのか、どのような人に向いているのかを紹介します。

1.ダイエット外来・肥満外来とは?

ダイエット外来・肥満外来とは医師、管理栄養士、健康運動指導士などがあなたのダイエットをサポートしてくれるところです。専門家の指導のもと、安全にダイエットし、今後も健康に生きていけるようにします。

肥満は万病の元と言われ、とくに生活習慣病と密接に関係しています。また、ひどい肥満はメタボリックシンドロームにつながります。

肥満と関わりのある生活習慣病の一例

  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 高血圧

医学の力を借りてダイエットすることで病気になるリスクを低くするのがダイエット外来や肥満外来の目的です。

2.ダイエット外来・肥満外来の主な診療内容

ダイエット外来や肥満外来では具体的にどのようなことを行うのか紹介します。

医師1人ではなく、さまざまな専門家がチームで減量をサポートするのが特徴です。

1.運動療法

運動療法とは文字通り運動することでダイエットをしようという方法です。

現代は車での移動や便利な生活機器のおかげで生活の中で運動する機会が減っており、また、自粛生活もあるので、運動習慣があるのは全体の2割ほどだと言われています。

運動習慣のない人が急に激しい運動をしても体を壊してしまう可能性があり、トラブルの元です。さらに、運動ならなんでも良いわけではなく、ダイエットには逆効果となる運動もあります。

運動療法では、専門家があなたの生活や体格などに合わせた運動方法を提案します。運動に慣れてきたら、トレーニングの量や内容を変更することもあり効果的に進めていくことが可能です。

2.食事療法

食事療法では、現在の食生活を確認した上でダイエットするにはどのような食事に変更していくべきなのかを指導します。

一般的に食べる量を減らせばダイエットできると思われがちですが、人の体は食べる量を減らすと飢餓に備えて栄養を溜め込もうとします。このような食事ではダイエットはできません。

現在の食生活によっては、いったん食べる量を増やすようにという指導を受ける場合もあります。

また、糖質制限やカロリー制限などを今まで自己流で行ってきた人は、通院を始める際に全て止め専門家の指導に従うことが大切です。

3.栄養・生活習慣指導

ダイエットは食生活を見直し、適度な運動を行うことが大切ですが、健康や栄養についての考え方を見直していくことも重要です。

ダイエット外来・肥満外来では栄養や生活習慣指導を行っています

栄養・生活習慣指導の内容の例

  • 食材や調理法ごとのカロリーについて
  • 食材の栄養素について
  • 食事の記録と確認
  • 自炊や外食などの食事形態のチェック
  • 家族構成など一緒に食事をする人の確認

栄養指導は食材の持つカロリーや調理法ごとのヘルシーさを学び、健康のためにより良い食事を選べるようになることが目的です。そのためには三大栄養素や食事の栄養バランスなどを知る必要があります。

また、普段どのような食生活なのかを知るためには家族構成や外食の頻度なども重要です。そして、食事を記録することで自分の食生活を確認し、健康やダイエットへの意識を高めることができます。

4.薬の処方

ダイエット・肥満外来では薬を処方してダイエットをサポートすることもあります。

ダイエット・肥満外来で処方される薬の作用の例

  • 食欲抑制
  • 脂肪吸収抑制
  • 代謝を良くする

一般的な処方薬の他に漢方を併用する場合もあります。

ダイエット・肥満外来で薬の処方が向いている人

  • ストレスが過食につながっている人
  • 脂っこい食事を好む人
  • 仕事のための食事が多く、食事の制限や管理が難しい人
  • 肥満による高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人
  • 生理前などに食欲がます人

仕事などの事情により食事の管理が難しい人は処方薬を使ってダイエットするのがおすすめです。

また、仕事などでストレスが溜まりやすい人は、ダイエットをするとよりストレスがかかり過食になってしまう人もいます。

ダイエットをしているというストレスを減らすためには処方薬が効果的です。

3.ダイエット外来・肥満外来で治療前に行われる主な検査

ダイエット外来・肥満外来では治療を始める際にさまざまな検査が行われます。具体的に紹介します。

全ての人に行われる検査

  • 問診(既往症と現症状、現在服用している薬や飲酒の量)
  • 身長・体重・血圧の測定
  • 血液検査(肝機能、腎機能、糖尿病、甲状腺機能、脂質異常症、など)
必要や患者本人の希望があれば受けられる検査の例

  • 動脈硬化の進行度
  • 血圧脈波検査(動脈の状態)
  • 心血管病のリスク
  • メタボ遺伝子

まずは問診をして太ってしまった原因を突き止めることが大切。その上で、現在起きているトラブルは何なのかを探っていきます。

4.ダイエット外来・肥満外来での治療に向いている人・向いていない人

ダイエット外来では治療対象なのかどうかも見極められます。

特に健康に影響が出ている人や影響が出そうな人は治療をした方が良いです。

ダイエット・肥満外来での相談が向いている人

  • BMIが25以上の人
  • 急に体重が増えた人
  • いびきが酷い、または睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人
  • むくみが気になる人
  • お腹が空いていないのに食べるのを止められない人
  • ダイエットに成功しても、すぐリバウンドするのを繰り返している人
ダイエット・肥満外来で保険適用の可能性が高い人

  • BMIが35以上の人
  • BMIが25以上で、生活習慣病がある人
  • 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上

日本肥満学会のガイドラインではBMIが25以上の人を肥満、35以上の人を高度肥満と定義しています。ダイエット・肥満外来で処方される薬の中には、BMIが35以上の人に限り保険適用という条件があるものもあります。例えば食欲抑制剤などです。

保険適用外だと1錠が高額で続けられないという人もいます。

ダイエット・肥満外来が向いていない人

  • BMIが25未満の人
  • 部分やせなど、外見重視のダイエットを希望している人
  • 定期的な通院や、専門家の指導に従えない人

前述したガイドラインではBMI18.5〜24までを普通体重としており、ダイエットの必要はないと考えられます。病院によっては22以下としているところもあります。

BMI18.5未満の人は低体重と定義されます。痩せすぎで健康に悪影響を及ぼす可能性があるという基準です。これ以上痩せるための相談には乗ってもらえません。

ダイエットの中でも部分やせなど、外見重視のダイエットにはダイエット・肥満外来は向いていません。ダイエット・肥満外来は健康のためのダイエットを目的としています。部分やせなどを希望する場合は、ジムなどに相談してください。

5.ダイエット外来・肥満外来のメリット・デメリット

ダイエット・肥満外来にはメリットだけでなくデメリットもあります。両方を理解して通院してください。

ダイエット・肥満外来のメリット

  • 専門家の指導のもと、健康的にダイエットできる
  • 自分の理想体重などを知ることができる
  • リバウンドしにくい

ダイエット・肥満外来では専門家とともにダイエットするので、自分だけでダイエットするよりも健康的で効率的な方法で進めることができます。

また、健康面での理想体重を知ることができるので、長い将来の目安体重がわかるのもメリットです。

さらに、ダイエットが成功した後のフォローもあるのでリバウンドしにくいです。

ダイエット・肥満外来のデメリット

  • 通院が必要
  • 治療費がかかる
  • 治療が終わっても定期検診がある場合も
  • 治療後に元の生活習慣に戻ると太る可能性がある

通院が必要なので、定期的に時間を作らなくてはいけません。仕事が不規則な人は難しいと感じるでしょう。また、治療費もかかります。特にBMI35以下の人は保険適用外になり、割高感があります。

また、治療後の定期検診を負担に感じる人もいます。さらに治療後に以前の生活に戻ってしまうとリバウンドの可能性が高く、ダイエットの意識は一生持ち続ける必要があります。

6.ダイエット外来・肥満外来の費用相場

ダイエット・肥満外来の費用相場は保険が適用されるかで大きく違いが出ます。クリニックによって適用範囲に差があります。

保険適用の目安

  • BMI35以上
  • BMI25以上、かつ高血圧や糖尿病などがある
  • 肥満が健康に影響を与えている人

また、クリニックごとに規定している料金に差があります。大学病院での治療費は安く、個人病院や美容クリニックでは高くなる傾向です。

ダイエット・肥満外来でかかる費用には次のようなものがあります

  • 初診料
  • 相談料・カウンセリング料
  • 事前検査
  • 薬の処方手数料と薬剤費(注射も含む)

上記を総合すると相場は全額自己負担で1ヶ月3〜5万円程度です。保険が適用される場合は負担額が3割なので1〜3万円です。

薬剤によっては保険適用されないケースもあります。薬代が最も大きな負担となり、薬無しの場合は1ヶ月1万円程度です。注射も定期的に打つ場合は1ヶ月10万円近くになることもあります。

検査は初診のみの場合が多く、保険の範囲内で行われることがほとんどです。

7.ダイエット外来・肥満外来の一般的な治療期間

ダイエット・肥満外来の一般的な治療期間は3ヶ月から半年程度。既往症などがあり、その治療とともに進める場合は時間がかかる傾向にあります。

また、ダイエットの治療後に定期検診を受ける必要がある場合もあります。

8.ダイエット外来・肥満外来に通院する際の注意点

  • ダイエット・肥満外来に通院する際に注意すること
  • 治療を始める前に全体でどれくらいの費用がかかるか知る
  • どんな治療法をするのか、専門家と良く話し合う
  • 指導に沿って行動する、生活を見直す

ダイエット・肥満外来の治療費は安くありません。最後まで続けられるかをよく考えてみてください。

また、どんな治療をするのか専門家と良く相談します。現在の生活習慣などは正直に話し、指導に沿って生活を見直していきます。どうしてもあなたの生活習慣と合わないのであれば、次回の通院時に必ず相談してください。

9.ダイエット外来・肥満外来で治療した人の口コミ

ダイエット外来、肥満外来に関する口コミを紹介しましょう。

40代男性、BMI36、運動習慣なし

普段全く運動をせず、食生活は外食中心。夜食や間食も多い状態でした。カウンセリングで食生活の改善をし、軽めの運動を週3回ほど行うことで3ヶ月で12kgの減量に成功しました。半年後には初診時より30kg近くダイエットできました。

30代女性、BMI39、過去にダイエットでの成功経験あり、軽めの運動習慣あり

今まで何度もダイエットをしていて、現在もダイエット中と同じ食生活をしています。ダイエットは成功することもありますが、必ずリバウンドしてしまいます。

今回ダイエット外来で相談したところ、食事をしっかり摂るという指導をされて驚きました。自己流で行ってきた食事制限で痩せにくい体になっていたようです。1日1回薬を飲むことになり月に3万円ほどかかる計算ですがやせるために続けようと思います。

中学生のダイエット!危険性とおすすめ方法

まとめ.ダイエット外来・肥満外来なら医師の指導のもとで痩せられる

最後に重要な情報をおさらいしましょう。

ダイエット外来・肥満外来とは?

  • 医師、管理栄養士、健康運動指導士などがチームでダイエットをサポートする
  • 主な診療内容……運動療法、食事療法、栄養・生活習慣指導、薬の処方
  • 治療前の主な検査……問診、身長・体重・血圧の測定、血液検査
ダイエット外来・肥満外来が向いている人

  • BMIが25以上
  • 急に体重が増えた
  • いびきや睡眠時無呼吸症候群の疑いがある
  • むくみが気になる
  • 食べるのを止められない
  • ダイエットでリバウンドを繰り返している
ダイエット外来・肥満外来のメリット

  • 専門家の指導のもと健康的にダイエットできる
  • リバウンドしにくい
  • ダイエット外来・肥満外来のデメリット
  • 通院が必要(月に1~2回、3ヶ月から半年、その後の定期検診あり)
  • 治療費がかかる(治療費の相場……保険適用外で1ヶ月3〜5万円)

ダイエット外来・肥満外来では専門家のアドバイスを受けながら健康で効果的なダイエットができます。

しかし、通院の必要性や高額な治療費など、長期にわたって治療するのが難しい場合もあります。料金や通院ペースのシミュレーションをして通えるかどうかの判断が必要です。

また、今までの自己流のダイエットを中断することに抵抗を感じる人もいます。ダイエットに関しては専門家の指導に従い、今まで行ってきたことはキッパリ止める勇気が必要です。

リバウンドもしにくく安心してダイエットできるのがダイエット外来・肥満外来の特徴です。

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