会社で仲良くしている後輩の女の子がいるのだが、
とにかく、なんというか、男運が悪い。
本来、異性関係は「運」ではないと思っている私だが、
分かりやすい表現で言えば「男運が悪い」。
具体的に言い表せば、
いつも男に消費され、本命になれず、セックスの数はこなしているわりに、恋愛らしい恋愛はしていない…といったところである。
数年前、彼女は、友人の紹介で出会った男性とデートをしていた。
高学歴、安定一流企業勤務、外見も普通、で、非常に結婚に適した物件だと、
後輩は喜び勇んでデートに行っていた、
わけだが、
5,6回飲みに行って親しくなったかと思っていたのに、そのままなんとなく会わなくなってしまった。
もちろん告白もされていない、ただ、デートをして、終わったのだ。
「本気だったのに、なにがダメだったんだろう」と後輩は嘆いた。
それから数年の時を経て、私はマッチングアプリで気軽な友人を探していた。
高学歴、安定一流企業勤務、普通のルックスの男と出会った。
私はとくに彼氏を探していたわけではなく、ただ出会いを楽しんでいただけなのだが、彼とは普通に喋っている分には楽しく、2,3回会った。
3回目で告白された。
実はこの男性、後輩が数年前にデートをして疎遠になった、あの男性であった。
こんな偶然もあるのか。
後輩が本気で付き合いたかった彼に、私は告白されてしまい、
もちろんこんなことは誰にも言えないわけだが、世の中の不条理を感じた。
何も知らない後輩は私に聞く。
どうしたら本命になれるのか、どうすれば男性を本気にさせられるのか?と。
本日はそんな彼女へのアドバイスを、
こちらにしたためることとする。
1.世の恋愛指南書は、モテない女に実践可能な方法を書いていない
本命になる方法、
男の人に愛される方法、
男性を虜にする恋愛術…
このような方法論は、もうすでに何度も語りつくされており、
適当に書店をぶらついても指南書が何冊か見つかることだろう。
中にはとても簡単に実践できるものが多く、
本を読んでいると、本命の彼女になることはとても簡単なことに思えてくる。
しかしだ。
実際には、いつまで経ってもきちんと愛されず、
逃したくない!と思った男性とはだんだん疎遠になり、その理由も分かない、
そんな風に、
何をやってもうまくいかない女も存在するわけだ。
彼女(後輩)の仕事ぶりはとても優秀で、
既にマニュアルが数々存在するような「本命になる方法」を実践できないような無能ではない。
そう、つまり、
世にはびこっているこれらのマニュアルに問題がある
ということだ。
これらの指南書はすべて、
本当に男運がない女
の身に立っておらず、
ただただ、
本命体質の女が、
「自分のことを大切にしない男とは即座に別れたらいいのです!」とか
「男の人に可愛くワガママを言って振り回しましょう!」などと
偉そうに語るのみ。
実際に、男運のない女がすぐに実践可能な方法では書かれていない。
そこで、本日はわたくしE子が、
徹底的に易しく、即効性のある、本質的なアドバイスをしていこうと思う。
2.お手本にすべき「モテ」ルックスを持つ女性は〇〇〇〇と〇〇
まず第一に、本命体質になるために変えるべきことは
ルックス
だ。
もちろん、どんな服装をしていても、愛される女性は愛される。
しかし、同性の私から見ても「私が男なら、こいつを本命にはしたくないな…」と思ってしまう女性はたくさんいる。
まずは騙されたと思って、外見を変えるだけでも、状況は改善するはずなのだ。
さて、まずは皆さんは
セックスの対象にはされているが、なぜか本命にはなれない
ということで、
自分は全くモテないわけではないが、運悪く本命の座につけていない
とお考えかもしれないが、認識を改めてほしい。
本命とセフレとでは生まれた星が全くことなり、
その差は「運」ではない。
皆さんはすでに「本命にはなれない運命」を背負っているのである。
つまり、皆さんはそもそも「モテていない」し、「男性から相手にされていない」のだと自覚してほしい。
相手にしてもらえているのは、皆さんの下半身だけ。皆さん自身ではない。
というわけで、まずは自身の魅力を磨いてほしい。
ただ、「モテ」の世界では「ファッション性」は重視されない。
最も「モテる」ルックスを持っているのは
女子アナとCAだ。
ここで、目の肥えた男性が
「俺は女子アナとかCAみたいなのは逆にセフレ候補にするけど。モデルでさえ今セフレにしてるくらいだし」
などと言い散らかす様子が目に浮かぶようだが、
我々はいま、そんな高次元の話をしてはいないので黙っていただきたい。
男運なし、スタートラインにさえ立てていない女性が、まずお手本にすべきなのが、
女子アナとCA
ということである。
3.男性が求めるのは清楚な女?清楚に見える女?
女子アナとCAをお手本にすべき理由は、
多くの男性が付き合いたいと思う女性
だからだ。
その理由は、
・清潔感がある
・黒髪もしくは自然な茶色の髪で、艶を意識したヘアスタイルをしている
・女性らしい服装、ふるまい
・言葉遣いが綺麗
・上品な所作
・下ネタを言わない
・ガサツな動作をしない
・万人受けする無難な装い
・姿勢がいい
挙げだすとキリがないが、このような、
最低限の、基本的なことを、きちんとしている
ということが最も重要なのである。
男運のない女性は、この程度のことさえきちんとできていない。
それでは、男性が胸を張って「この子が彼女です」と周囲に紹介することはできない。
まずは最低限、こういったことをちゃんとしてほしい。
そして、モテない女はだいたいこういうことを言う。
女子アナみたいな女ほどクソビッチで、ろくな女じゃない。そんなのに騙される男なんかいらん。
と。
男を騙すことさえできていない皆さんが、何を大口叩いておられるのだろうか?
クソビッチだからなんだというのだろうか?
皆さんは自分のことを、
一途で、尽くす体質で、恋人に優しい、
内面の美しい女性だと思っておられるのかもしれないが、
現状、クソビッチに負けているのである。
男性が求めているのは、
一途で可憐で清楚な女
ではない。
一途で可憐で清楚っぽく見える女(ならば実際はクソビッチでも構わない)
だ。
清楚であることよりも、清楚に見えることに価値がある。
どれだけ清廉潔白な皆さんでも、
パサついた髪、ガサツな動作、汚い言葉遣いをしている時点で、
「股の緩そうな女」と思われてしまうのである。
実際、なんだかんだ言って、股も緩い。
もう一度言う。
清楚であることよりも、清楚に見えることに価値がある。
4.本命になるために心がけるべき行動
さて、外見が整ったら次は行動である。
こちらも基本的なことだが、
下記をきちんと守ることが重要である。
・得体の知れない男と寝ない
・得体の知れない男と寝た話を、信頼できる友人以外にぺらぺら話さない
・「付き合いましょう」と言われていないのなら、付き合っていると勘違いしない
ここでまた、恋愛上級者の女性からの声が聞こえてくるようである
「別にセックスしても付き合えるし、付き合うって言葉に固執したり、ヤラせなければ愛されるみたいに思ってる女って低次元」
と。
そう、おっしゃる通りである。
ただ、今私は低次元な話をしているのである。
恋愛にまつわるアドバイスは、本来、個別指導であるべきなのだ。
それぞれのレベルに応じて、とるべき行動は変わってくる。
それを一律に、「恋愛テクニックと言えばコレ!」みたいに言い切れるわけがない。
そういうわけなので、
とにかく男運のない皆さんは、恋愛上級者のたわごとに惑わされず、基本をしっかりと身につけていってほしい。
相手のことをよく知らない段階で肉体関係を持つことはマイナスに働きやすいし、
「付き合う」と言ってくれない男性は、信頼すべきでない。
5.失敗しないための相手選び
では、いよいよ付き合う相手の選定である。
ここで今一度、思い出してほしいことがある。
皆さんは、モテているようで実際はモテていなかった、ということである。
自身のレベルを見誤ると、ターゲットにすべき異性のレベルも見誤り、不幸な結果を呼んでしまう。
今までけっこうハイクラスな男性と付き合ってきた(セフレもしくは一晩の相手として)し、
私と釣り合う相手ならこのくらいかな~
などと思うのはやめろ。
まずは確実に彼氏彼女として付き合える、自分よりレベルが低いかな?くらいの男と付き合ってみてほしい。
いきなりハイクラスな男性と付き合うとするとまた、
きちんと付き合えずに失敗してしまうからである。
自分で自分の適正な相手のレベルを見極めるのは難しいので、
慣れるまでは自分より格下、くらいの相手でちょうどいい。
まずは失敗しない、確実に付き合う、ということにプライオリティを置いてほしい。
6.山登り
恋愛は山登りと同じなのである。
きちんと付き合えた、愛してくれる相手が、あなたが自力で登ることのできる山。
それが自分のレベルだ。
ロープウェイや車を使ってショートカットして登った山に、
自分の足では登れない。
まずは確実に登れる山から、無理せずしっかり登ってみてほしい。
山頂の景色は、今まで見ていた景色とは全く異なるかもしれない。
もっと高い山にいつも行っていたのにと思うかもしれない。
しかし、自分の足で苦労して登った先にある、その景色こそ
山登りの醍醐味ではないだろうか。
馬鹿みたいに低い山、しょぼい山だと思うかもしれない。
しかしいつか、エベレストにだって登ってやるんだという気持ちで、
まずは国内の小さな山から始めてほしいのである。
- Author Details
